「自立」とは何か?恥ずかしい思い違い。。。
「13歳からの地政学」を読んでみた・・・
『良い思考』とは何だ・・・
岡田斗司夫さんのYouTubeがおもしろくて、勉強になったので、今後も見返して復習できるように、綴っておきたいと思います。
昨日、リンクのものをみたのですが、さすがわかり易くて、おもしろいですね。
【戦闘思考力①】「皆さんのように優秀な人は特に注意して下さい」コレができないと脳がエンストします【 岡田斗司夫 切り抜き サイコパス 】 - YouTube
【戦闘思考力②】「速さで圧倒したり先読みをする奴は二流」本当に頭がいい人は相手に対してコレができます【 岡田斗司夫 切り抜き サイコパス 】 - YouTube
岡田さんがおっしゃっていることをざっとまとめると、こんな感じです。
まず、一般的に「良いもの」とは、①パワー、②使いやすさ、③丈夫さを兼ね備えているもの。
(例えば、パソコンは、①CPUの性能が高くて、②インターフェイスが使いやすくて、③壊れにくいOS・ハードウェアを備えているものが良いもの。)
これを、思考に置き換えると、①思考ギア、②表現力(相手に伝わりやすい)、③強くて正しい自己を備える、ということ。
- 思考ギア
- 自分の思考に、「ハイ」、「ミドル」、「ロー」のギアを持たせて、場面により使い分ける。
- 「ハイ」ギアは、いわゆる頭の回転が早い、という思考状態。会話してても、ポンポンと高速でやり取りできる状態。
- 「ロー」ギアは、とにかく相手の話しを聞くことに集中する思考状態。
- 「ミドル」は、「ハイ」と「ロー」の中間で、通常の思考状態。
- 表現力(相手に伝わりやすい)
- いつも口数が少ない人は、いつもの3〜4倍の量で話す。支離滅裂でも構わない。相手が意味を拾ってくれる。とにかく話す量を増やす。
- いつも口数が多い人は、いつもの10分の1の量で話す。より相手に伝わりやすことを吟味して話す。
- 強くて正しい自己
-
- 思考する主体である自己を確立しておくこと
- 岡田さんは、他人を虫とか犬だと思って話しをされたりするそうです。そうすることで人間である自分という主体が明確になるので。それは決して他人を見下す、ということではなく、そういう手段ということです。演劇の人が会場の観客をかぼちゃと思うように。
おもしろい視点がたくさんありますよね。
まず、「良いもの」の定義の仕方。
思考いう無形のものの「良い」を定義するために、有形のもので考えてみる。
当たり前にお話しされてますけど、冒頭からすごいなあ、と思いました。
次に、良い思考の要素1「思考ギア」
「ハイ」だけでは、スピードがあるけど、パワー・重厚感がない。
「ロー」はスピードがないけど、パワー・重厚感がある。
普段、あまり「ロー」の部分を意識していませんでした。
むしろ「ロー」はダメで「ハイ」が良いと思ってた。
子どもと話しをしている時によく思うのですが、「それってつまりこうだよね?」、「だったらこうじゃないの?」などとか割と言ってしまっている自分がいる。
反省。。。
YouTubeでは、これらの鍛え方にも触れてます。
「ハイ」のギアは、①秒単位で考えて答える、②とりあえず、答えてしまって、話しながら理由を考える。③おおよその話したいことを話して、対話しながら微調整していく(デッサン法と呼ばれてましたが、はっきりとした線をいきなり書くのではなく、まずおおよその線を書いて、相手の反応をみて書き直していく)。
「ロー」のギアは、とにかく聴く。その後、「わかるわー」、「そうだよねー」などと共感する。その後、自分の経験を話す(考えを話してはいけない。考えを話すとギアが「ハイ」になってくる)。
そして、良い思考の要素2「表現力(相手に伝わりやすい)」
個人的には、普段会話している中でも会話が多いタイプではなく、どちらかというと言葉を吟味してしまうタイプですので、話す量を増やす意識が必要と思いました。
「言葉は正確なものを使っていても、誤解されてしまうもの」。だから、こういうやり方が有効だ、というのは納得。
いくら言葉を吟味しても伝わらないことは伝わりません。。。
最後に、良い思考の要素3「強くて正しい自己」
これは少し意外に感じましたが、確かにそうだよなあ、と思いました。
思考している自分自身がぶれてしまうと、思考もぶれる。
岡田さんがいうように、傲慢でもなく、自己中心的でもなく、自分が主体となるということ。
「強くて正しい自己」があれば譲歩できる。相手の正しさを許容できる。
逆に「強くて正しい自己」がないと、反論された時などに、自己の正当性を証明するために、言いまかそうとしたり、逆ギレしたりして、相手の考えを受け入れられない。
「自分が主体になる」。これ簡単なようで難しいですね。
思考する時に自分以外のものに視点をずらすことは必要だと思うのですが、あくまで主体は自分にする、と。
思考って難しいけど、楽しいですね。
ありがとうございました😀
息子の卒園 〜『謝辞』を読ませていただきました〜
先日、息子の保育園の卒園式で、保護者代表で謝辞を読ませていただきました。
息子は5年間、上のお姉ちゃん達も同じ保育園に通っていたので、累計すると10年近く通った保育園。
子ども達への愛情いっぱいの先生方と素直で明るいお友達と一緒に保育園生活を送れたことに心から感謝です。
今回『謝辞』を読む、という貴重な経験をさせていただいたので、綴りたいと思いました。
≪目次≫
- そもそも『謝辞』とは?
- 『謝辞』の内容はどう考えるのか?
- 大事と思ったこと
- 最後に・・・
- そもそも『謝辞』とは?
『謝辞』は卒業生や保護者が先生に感謝の意を込めて贈る言葉です。
『祝辞』は卒業生や保護者に対しお祝いの意を込めて贈る言葉とは異なります。
私は、卒園式の3週間ほど前に担任の先生に卒園式で『謝辞』を読んでほしい、と依頼されました。
担任の先生が保護者に先生に感謝の言葉を送る『謝辞』をお願いするというのも、よく考えると変な感じですよね・・・。
- 『謝辞』の内容はどう考えるのか?
本当にお世話になりっぱなしだった先生方からの依頼だったので「やります!!」と即答したものの(もともとこういうのは苦手なのですが・・・)、何から手をつけて良いか、わからず、途方にくれていました。
しかし、便利な世の中になりましたね。今はインターネットを通じて、先人の知恵をすぐに学べます。
色々なサイトを拝見しましたが、特にこのサイトを参考にさせていただきました。
本当に助かりました。ありがとうございます。
まず、『謝辞』の内容を考える上で一番大事なことはこのサイトにもある通り、文章の構成を決めてしまうことだと思います。
仕事でのメールなどもそうだと思いますが、型を決めてしまった方が良いですね。
「オリジナリティを出さなきゃいけない」という気持ちもあり、ちょっと違う構成にしてみたらどうかな、とも考えましたが、卒園式というセレモニーの雰囲気を考えると、構成そのものからオリジナリティを出してしまう、と先生方はもちろん、他の保護者の方にも伝わりにくくなってしまう、と思います。
そもそも保護者代表での謝辞なので私個人のオリジナリティは必要ないですしね。
基本構成は以下①から⑥の通り。全体で4分程度(1000字程度)くらいの文量です。
①はじめの挨拶
季語などを含めたはじめの挨拶。
これは参考例文たくさんあるので、ピンときた決まり文句にしてしまってよいと思います。
むしろ、決まり文句にしておいた方が本番緊張するので、冒頭、落ち着いて読めると思います。
②卒園式開催・来賓の方々に対する感謝
これも決まり文句をベースに考えてよいところ。
ただ、今回はコロナ禍での開催のため、基本的な感染対策はもちろん、より広い会場を手配頂いたり、事前の体温チェックなど、準備に相当苦労されたと思うので、その点は加えました。
来賓の方はコロナ禍で参列されないことを事前に聞いていたのでカット。
③子ども達の成長について
ここからが本番です。
「子どもが成長したことは何か???」といきなり言われても意外と即答できません。。。
そこで、保育園の入園時から今までの写真や動画などを見返して、過去を振り返ることからはじめました。
その中で、身体の成長は明らかに見えますし、精神的な成長にも気付けます。
家族でそんな話しをしてみるのも良いですね。
意外と父親、母親、兄弟、おじいちゃん、おばあちゃんなど、立場が違うとみえる成長が違うこともあります。
また、「個人的な話しになりすぎないようにすること」も重要です。
④先生方への感謝
いよいよメインの部分です。
ここのために、①から③があったと言っても過言ではありません。
ここは③での過去の振り返りを踏まえ、自分の気持ちをそのまま書き出して、整理してみました。
先生方に対して一番感じていた気持ちはシンプルにいうと、
「子どもたちの成長は先生方の愛情があったからこそだよなぁ」
保育園は幼稚園と比べ、子どもたちの様子を直接みる機会が少ないです。
送り迎えの会話やたまにある保育参観くらいでしょうか?
ただ、それでも私はいつも真っ直ぐに子どもたちと向かい合う先生方の愛情を感じていました(時には親以上の。。。)。
その具体的な場面を想像しながら、書いてみました。文例は最後に書いてます。
⑤今後の抱負について
卒園後の抱負です。
赤ちゃんのときから、家族とは異なる社会で生活していたこと自体、とても大きな経験ですよね。
特に、私の子どもが通っていた保育園は、同じ歳の子どもたちだけでなく、違う歳の子ども同士が交流する機会も多かったので、とても貴重だったと思います。
⑥結びの挨拶
ここもほぼよくある決まり文句の通りです。
ここまで読んでいると、気持ちも高ぶりますので、ちょっとクールダウンする意味でもそれで良いと思います。
- 大事だな、と思ったこと
まず、「用紙の準備、謝辞の内容を考えること、用紙に書くこと」までをなるべく早くやること。
日々の生活が多忙だとは思いますが、後は読むだけっていう状態に早めにしておくことが大事です(遅くとも式の1週間くらい前まで)。意外とてこずります。
すぐに用紙を準備しましょう。
アコーディオンのように折りたためる式辞用紙を使います。
手書きか、印刷かは自由ですが、いずれにしても戸惑います。
手書きは書くのに時間がかかるし、印刷も式辞用紙の向きを間違ったり、紙質や折り目によりうまく印字できなかったり、実はインクがなかったり、などなど、いつも印刷するものとは違うので、トラブります!!
私は印刷しましたが、トラブりました。。。
とにかく早めに準備に着手することをオススメします!!!
つぎに、「謝辞の内容は自分じゃない他の人にみてもらうこと」。
私は奥さんに見てもらいました。
「てにをは」はもちろん、「個人的な話しばかりになっていないか?」(保護者代表として適切な内容か?)、また「回りくどい表現になってないか?」、「伝わりやすい表現か?」という点でも他人に見てもらうことで気づきがあります。
そして、練習すること。
これは、結果的に感じたことですが、もともと人前で話すことが得意ではないので、声に出して読むことを毎日少しずつやってました。
案の定、本番ではめちゃくちゃ緊張して、手が震える。。。どうしよう。。。という気持ちになりました。。。
しかし、事前に声に出していた練習していたことで、読み出したら、割と落ち着けました。
また、練習では、声に出すことだけでなく、謝辞を封筒から出して、紙をみながら、読む。その後、謝辞を封筒に戻す、ここまでの一連の流れで、練習しておくとなお良いです。
というのも、アコーディオンのように折りたたむ用紙を封筒から取り出して、開きながら読むことが意外と難しいからです。
普段持ち慣れていないので、練習しとくと本番で安心できます。
また、イメージトレーニングも重要です。
本番の会場の雰囲気もありますし、どういうステージか、本番はどこの席からどういうルートでステージにのぼるか、どこで礼するか、読み終えた後の謝辞をその場で渡すのか等、当日の状況をできる限り想像しながら練習できると良いですよね。
私はお姉ちゃんの卒園式を経験していたので、何となく理解していたので、やりやすかったです。
そうでなくても、式当日に先生から事前の説明あると思うので、大丈夫だと思います。
- 最後に・・・
長々と書きましたが、とても貴重な経験をさせてもらいました。
準備から本番までを通じて、改めて保育園の先生方への感謝を確認できたこと、式の後に先生方や他のお父さん・お母さんから「感動しました!」、「かっこよかったです!!」などと言われたこと(お世辞だと思うけど)など、学びと喜びがありました。
保育園の子どもたちとのお別れもつらいですが、新たな生活がスタートしています😊
引き続き日々を味わいながら過ごしていきたいと思います。
ありがとうございました😊
【参考】謝辞文例
HSPな私、本音センサーの感度を取り戻そう
「●●としてはどう考えているのですか?」・・・言葉はナイフみたいなものだな、と感じた話し
- 言葉の脅威
- 言葉の性質
『あたりまえ体操』って何でこんなにおもしろいのだろう?
先日、息子が私のスマホをいじっているとき、たまたまCOWCOWさんの『あたりまえ体操』が流れてきました。
「懐かしいなあ」と思っていたのですが、息子は初めて聞いたにも関わらず、すぐに曲を覚え、自分が考えたオリジナルの歌詞をつけて、歌い出しました。。。
「えっ、この短時間で、まじか!!!」
考えてみれば、上の娘も一時期『あたりまえ体操』にハマってました。
子どもから愛される『あたりまえ体操』の魅力を一度考えてみたくなりました。
《目次》
- ネタについて
- COWCOWさんの魅力
- フレーズ(言葉)のおもしろさ
- 繊細な表情・動き
- シンプルな音楽
- 様々なバージョン
- 世界でも大人気な当たり前体操
- まとめ
- ネタについて
ネタとしては、いわゆる《あるあるネタ》に当たるのかな、と思います。
あるあるネタといえば、テツandトモさんの「なんでだろう」、レギュラーさんの「あるある探検隊」などが代表的ですが、どれも素晴らしいですよね。
『あたりまえ体操』は、フレーズはもちろん、衣装とか背景などもNHKのラジオ体操を想起させる(あるあると思わせる)工夫がされていますよね。
- COWCOWさんの魅力
このネタを語る上で、まず大事なのが、COWCOWさんの存在。
COWCOWさんは漫才もコントもめちゃくちゃおもしろいし、本当に好き!!
個人的に特に好きなのは、二人の表情や動きが織りなす、“ほのぼのとした”、というか、“哀愁がある”というか、あの柔和な世界観。
二人の世界観を特に際立たせているのが、このネタな気がします。
- フレーズ(言葉)のおもしろさ
当たり前のことを堂々と言葉にされると、なぜかおもしろいんですね。
不思議ですね。
「右足を出して左足を出すと、歩ける」
「人が来て近すぎると、腹立つ」
「かくれんぼうで隠れなかったら、見つかる」
「わざわざ何で口にするんだろう!!」、「そら、そうでしょう!!」、「そんなこと言われなくても知ってるわ!!」などと思わずつっこんでしまいたくなるおもしろさ、ですね。
『共感』が『おもしろさ』につながっているんですかね。
- 繊細な動き、表情
ネタの途中から、当たり前なことをフレーズで表現するだけでなく、表情や動きだけで表現されます。
「やめろや、やめろや、やめろや」
これは、テキストだけで伝えてもよくわかりませんね。。。
ぜひ、ネタをご覧ください。
これもネタを楽しませる工夫ですよね。
- シンプルな音楽
まず、音程・リズム。
年長の息子でもすぐに歌えるようになるくらいなので、そのシンプルさは秀逸ですね。シンプルがゆえにネタがストレートに心に届きます。
でも、途中で曲の展開が変わります。
「たたくと痛い~ お化けが怖い~
カレーはうまい~ 彼女がほしい~」
この辺りの変化も作曲のセンスが光ります。
次に、歌声。
COWCOWさん自身が歌っていないことがおもしろさを倍増させています。
こうすることで前述したCOWCOWさんの表情、動きによる世界観が余計に際立ちます。
また、あの男性の声も見事ですね。
まじめで力強い感じがCOWCOWさんの柔和な世界観とのギャップを生み、さらに笑っちゃいます。
女性や子どもの声だと優しすぎてちょっと弱い気がしますよね。
そして、ネタの最後の一言の締め。
「スキニージーンズからスウェットにはきかえると楽になるよ」
そこで初めてCOWCOWさんの声を聞くので、もうみてるこっちはドキドキしてしまいます。オチも見事です!!!
- 様々なバージョン
そして、『あたりまえ体操』には、様々なバージョンがあります。
「サラリーマン」、「電車」、「空飛ぶ」、「男と女」、「冬バージョン」などなど
このネタのバリエーション!!!
「いかにわれわれの世界には当たり前過ぎて気づいていないことがあるのか」ということを改めて感じます。
ネタの多様性が発揮されています。
- 世界でも大人気な 『あたりまえ体操』
インドネシア版が流行ったこともあり、インドネシア語や英語、韓国語など、いろんな言語でやられているそうです。
すごくないですか!?
「笑い」って、言葉や文化によりツボが異なるので、なかなか国境を越えられないものだと思っていました。
今や世界のCOWCOWさん。。。
世界の人も同じような笑いのツボがあることにちょっと嬉しい気持ちになりましたね。
- まとめ
長々と書きましたが、私はただのお笑い好きです。
そして、普段は何も考えずに、いろんなネタをみて、笑わせてもらっています。
「笑い」って理屈じゃないところもたくさんあると思うのですが、ちょっと考えてみるだけでも、そのネタの精巧さに驚きました。
私は、COWCOWさんはもちろん、お笑い芸人の方を尊敬しています。
「人を笑わせること」=「人を幸せにすること」ですが、ここまで、ダイレクトに人を幸せにできる仕事って魅力的ですよね?
世界がこんなときだからこそ、「笑える」幸せを感じています。
ありがとうございました😊